きむ循環器内科スタッフブログ

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アトピー奮闘記(2)

   

こんにちは。看護師のフナマです。今回は前回に引き続き息子のアトピーについて(1)の後~現在に至るまでの経過をアップさせていただきたいと思います。(1)をアップした後、「うちも同じなので気持ちがわかる」「改めて考えさせられる機会になった」などの声をいただけて嬉しかったです。長文ではありましたが、読んでいただけて感謝の気持ちでいっぱいです。では、本題に入りたいと思います。

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これは生後8ヶ月の息子です。あ、ピンクの服はスルーしてください。お姉ちゃんのお下がりです(笑)性別違いのお下がりあるあるです(笑)もとい、前回の4ヶ月の頃の写真と比べるとかなり肌の状態がよくなっています。この頃の息子は主に口の周りが赤くガサガサでした。体は主にお腹や背中や首、足の付け根周辺、膝裏や足首周辺などが赤くガサガサでした。それまでは、体重の増えもどんどん増えていくという感じではなく、ほんの少しずつ増えたり止まったりしていたのですが、この頃ぐらいからは体重の増えも良くなり睡眠も3~4時間は続けて寝てくれるようになりました。体力もついてきたのかなと思います。私の職場復帰のため生後6ヶ月から保育園に通っていたので、家と保育園の環境の違いや息子なりの負担もあったのかもしれません。急にひどくなったこともありましたが、この頃もヒルドイドとアズノールで保湿保護し、たまにひどくなってしまった部分にはステロイドを薄く塗るという感じで対応していました。スキンケアに関してはオーガニックの石鹸や牛乳石鹸を極め細やかな泡にしてゴシゴシせず、優しく洗うようにできるだけ行っていました。正直な話、毎日はできていませんでした。疲れて早く寝たい!なんて思う日は極め細やかな泡なんて作ってられず、ある程度泡立てた泡で洗うなんてこともありました。日々目まぐるしく過ぎていく日常の中で全て完璧になんでできないものです。逆にストレスになることだってありますし、イライラや疲れた顔している方がよくないと私は思います。

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1歳4ヶ月の息子です。赤みや範囲は8ヶ月のときぐらいからあまり変わらずですが、皮膚のジュクジュクする感じはほとんど見られなくなりました。

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2歳の息子です。余談ですが運動会の写真です(笑)この頃の写真が顔のアップがなくてちょっと離れた写真で申し訳ないのですが、ほぼ顔の赤みがなくなりました。体もだいたい赤みはなくなりましたが主に関節や首、足の付け根がガサガサで、茶色に色素沈着してしまっているところがありました。顔を掻きむしることはなくなりましたが、体は気がつけば痒いみたいな感じで何かに集中していないときや眠る前などは終始体中を掻きまくるといった状況でした。

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3歳の息子です。ほぼ全身綺麗になりました。顔も体も赤い部分はなくなり関節など部分的にガサガサになっているのはありましたが、パッと見た感じではほとんどわからないような状態でした。しかし、見た目とはうらはら本人は痒い様で「痒い~、掻いて~」ということが多く痒くて寝るに寝られず最終的には眠さと疲れが勝ち眠るなんてことが毎日でした。もちろん掻かないにこしたことはないのですが、痒いものを掻いてはいけないといって掻かせないというのは本人にとってとてもストレスになります。自分が同じ立場であればどうでしょうか。すごく痒くてたまらないものを掻けないなんてたまらなく辛いものです。それが毎日だなんて、私なら頭おかしくなるのではないかなんて思います。そのため、息子には「直接掻くと血がでたり、ばい菌入ったりするから、掻くなら服の上からにしようね」と言ってました。はたまた、「ママが掻いてあげるね」と言って自分できつく掻かない様にしたりしていました。それでも、自分で直接肌を掻いてしまうこともありましたが、それはそれ。「なんで掻くの?だめって言ったでしょ」と頭ごなしに言う方が私はダメなんじゃないかなと思います。そう言うことでストレスにもなりますし、ストレスは肌トラブルの原因にもなります。ストレスで余計に悪化するなんてこともあります。もし掻いてしまって血がでたり、ひどくなった時は、たとえばその時に「血がでちゃったね。やっぱりガリガリ掻いちゃうと血がでるから、痒いの辛いけど服の上からとか優しく掻くようにしようね」などと言ってあげれば子供も子供なりに最初はなんとなくでも理解するし回数を重ねるごとに段々とちゃんと理解できるようになります。子供の状況を受容・共感し根気よく愛情を持って子供と向き合ってあげることが大切だと思います。現在私の息子は4歳になりました。肌の状態は3歳の時と変わらずなので写真は載せていませんが痒みに関しては成長とともに少しずつ少しずつましになってきているようです。季節や環境によっては痒くてたまらない時もありますが、基本的には痒みで夜中に目を覚ますこともなくなり「ママ掻いて~」と言うのもほとんどなくなってきました。

振り返れば辛くしんどくて開放されたいと悩む時期もありましたが、今考えると、息子とのスキンシップが沢山できてその点に関しては良かったなと思います。息子との触れ合う時間が沢山あって幸せなんだなと思います。また、息子にはアトピーやアレルギーのことを母親として看護師として学ばせてもらえて感謝しています。今ある、息子とのスキンシップの機会を大切にしたいと思います。いつか、「おかん、触るな」なんて言われる日が来るかもしれないですしね、、、(苦笑)

2回に渡り長文で読みづらかったかもしれませんが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。皆様の何かの足しになれたら幸いです。文章内でちらっと出ましたが息子はアレルギーもあります。このことについては、またおいおい書かせてもらえたらと思っておりますので、その際はぜひお付き合いください。お子さんの皮膚トラブルでお困りの方、一緒に頑張りましょう!私でよければいつでもお話にきてくださいね。心よりお待ちしております!

 

 - 働くフナママ日記